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プレスリリース 令和6 年能登半島地震被災地への日本災害歯科支援チーム(JDAT)の派遣

 石川県能登地方を震源とする地震が1月1日午後4時10分頃に発生したことを受け、岐阜県歯科医師会は「日本災害歯科支援チーム(JDAT)派遣」について支援体制を整え、岐阜県歯科医師会日本災害歯科支援チーム(以下、JDAT岐阜県チーム)第1陣を、1月21日(日)~24日(水)の予定で、歯科医師1人、歯科衛生士2人、事務職1人の4人体制で21日(日)午後に珠州市へと派遣した。引き続きJDAT岐阜県チームを編成、被災地へ派遣し継続的支援を行っていく予定。

 派遣先の珠洲市は今回の地震で道路が損傷を受け通行が難しく、防波堤や岸壁が破損するなどの甚大な被害を受けている。2000棟以上の住宅被害が報告され、市内の全歯科医院が倒壊している。珠洲市では避難所などに多くの被災者が避難しており、JDAT岐阜県チームは避難所における歯科保健医療活動を行う。避難生活では口腔ケアが不十分になることで高齢者の誤嚥性肺炎のリスク増加が懸念されるため、早急な対策が望まれる。

 岐阜県歯科医師会は歯科関連団体などと平成30年度に岐阜県災害歯科保健医療連絡協議会を設置。また日本災害歯科支援チーム(JDAT)設置と共に岐阜県歯科医師会もJDAT岐阜県チームとして災害時の歯科保健医療救護活動の体制を構築し、支援体制を整えている。また、石川県歯科医師会からの要請を受け、歯科保健診療車「けんし8020」を貸与する予定で整備を終え、待機している。

 

 この度の地震により、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。皆さまの安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 

 

出陣式にて阿部義和・岐阜県歯科医師会会長から激励を受けるJDAT岐阜県チーム

 

現地で歯科保健医療活動を行うための物資の一部