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2015/06/09

~歯が溶ける「酸蝕症」~

Tweet ThisSend to Facebook | by 事務局
 「歯が溶ける」そうそう、むし歯って穴があくからきっと歯が溶けているんだよね。そう、それも歯が溶ける一つの原因です。でももし健康志向が高く、歯もしっかり磨いていて、むし歯もないのに知らない間に歯が溶けていたら?その原因はどこにあるのでしょう。
 むし歯の原因菌が関与しない歯の表面の損失には、咬耗(歯と歯の接触によるすり減り)、摩耗(歯以外の接触によるすり減り)、アブフラクション(過剰なかみ合う力によって生じる歯の崩壊)、そして酸蝕症(酸による化学的な歯の溶解)があります。このうち食生活習慣が深く関わってくるのが酸蝕症であり、わが国における認知度は低いのが現状です。
 酸蝕症の病因は大きく二つに分けられ、内因性の因子として、胃酸の逆流によるもの、外因性の因子としては飲食物、薬剤、環境ならびに職業に由来する酸などがあげられます。中でも食生活習慣に伴う酸性飲食物の過剰摂取は最も身近な酸蝕として捉えることができると思います。酸性やアルカリ性を示すpHは中性が7にあたり、数字が小さいほど酸性が強くなり、大きいほどアルカリ性が強くなります。歯の外側のエナメル質が溶けはじめるpH値は5.5。pHが酸性を示し、酸蝕症との関連が疑われる飲食物は、レモン、グレープフルーツ、オレンジなどのかんきつ系果物、炭酸飲料、スポーツドリンク、栄養ドリンク、お酢系飲料などなど……。ある研究では市販飲料120種のうちじつに73% もの飲料がpH5.5を下回るという報告がなされました。中にはpH2近くを示す世界的に有名な炭酸飲料も存在します。歯を溶かす飲み物、食べ物は身近な存在なのです。暑い時期など、熱中症対策として水分補給にpHが3~4のスポーツドリンクなどが水代わりに摂取された場合には、歯の酸蝕が生じやすい傾向にあるので注意が必要です。ちなみにスポーツドリンクには500ml 辺りチョコレート1枚分あるいはショートケーキ1個分に相当する砂糖が使われています。酸で歯が溶けて、むし歯で歯が溶ける強烈なダブルパンチ。これは危ない。
 酸蝕症では、果物やお酢など健康によいと思う物が実は歯に悪かったという事例が多く見受けられます。栄養学的には酸性飲食物の摂取が必要な場合があります。酸性飲食物がダメというわけではなく、その摂取量および摂取方法に注意が必要なのです。歯が溶ける飲み物をちびちび・ダラダラ飲みしない(口の中が長時間酸性に傾きます)、健康に良いからといって過剰に摂りすぎない、酸性飲食物を摂った後には口をゆすぐ、無糖のガムをかんで唾液で中和する、そして定期的に歯科医院で歯の状態をチェックするなどの対処法が有効です。
 健全な歯の状態を保って楽しい食生活を過ごしましょう。


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